海外ニュース:がん最新情報

キャベツ・ダイエット、膀胱がんに効果あり

アブラナ科の野菜は、がん予防、特に膀胱がんに対して化学的予防効果があることが知られるイソチオシアネート(植物中の微量栄養素、ファイトケミカルの1つ)を豊富に含むことが以前より知られ、スーパーフードの1つにも数えられてきたわけだが、どれだけ摂取すれば予防効果があるのかまではわかっていなかった。

12/6の米国がん研究協会ニュース・リリースによると、これがなんと、たったの月に3サービング以上(サービングについて詳しい説明は「サービングとは?」参照)。あまりにちょっとで拍子抜け。

そんな少量でいいんだったら、野菜嫌いでもなんとかできそう。どんなに野菜嫌いでも、がん予防のために奥さん、ここはひとつ、大事なだんなの胃に愛とともにねじこみたいものですね。

代表的なアブラナ科の野菜というと、ブロッコリ、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー・スプラウト(これが最強!)。これらを生で、一ヶ月に3サービング= 3カップ (アメリカのカップは1カップ=240ml)食べると、膀胱がんのリスクをなんと約40%減少。

ちまたではキャベツ・ダイエットとか言ってるし、これはすごいタイムリーなニュースなんでは?

リサーチの対象となったのは、275人の膀胱がん患者と、825人の膀胱がんじゃない人。喫煙者で月に生野菜を3サービング食べない人と、非喫煙者で最低3サービング以上生野菜を食べる人を比べた場合だと、後者のグループは、73%膀胱がんになるリスクが低くなるということだ。

過去のリサーチでは、アブラナ科の野菜というくくりで調査しており、生なのか、加熱調理したのかの区別はしておらず、がん予防の効果に関する結果が、安定して得られなかったが、今回は、生かどうかを区別。

加熱調理することで、イソチオシアネートは60〜90%失われるそうなので、これらの野菜、生で食べられる限りは生で。

キャベツやブロッコリー・スプラウトは生でいいとして、ブロッコリーとかカリフラワーも生で食べるのか?と一瞬ひいた方もいらっしゃるかもしれませんが、食べられます。アメリカでパーティーとかいくと、ニンジンとかセロリをスティック状に切ったものをディップにつけて食べるような、生野菜の盛り合わせ(フランス語だと(あ、英語でも)クルディテ Cruditésといいます)が出てきますが、そこに、堂々と、生のブロッコリーとかカリフラワーとかごろごろと仲間入りしています。

固いですが、やっぱりみんな仲間なのね。キャベツみたいな味がします。カリフラワーはちょっとほの甘くて、ブロッコリーの方は青臭くて苦味があります。色って味がするなと思う瞬間です。

話題になったキャベツ・ダイエット中の人は、おまけでこんな健康メリットがついてくるから、キャベツに飽きたら、ブロッコリーやカリフラワーも生で是非どうぞ。(私はキャベツ・ダイエットの本は読んでないので、これが生キャベツだけなのかどうかは知りません。)

【参照元】
American Association for Cancer Research (www.aacr.org): American Association for Cancer Research's Sixth Annual International Conference on Frontiers in Cancer Prevention | Diet and Cancer Prevention: New Evidence for the Protective Effects of Fruits and Veggies(ダイエット(食事法)とがん予防:果物と野菜の保護効果に新たなエビデンス)

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2007年12月11日 | この記事のURLコメント(2)TB(0)clip!
海外ニュース:がん最新情報 | 膀胱がん予防・抗がん

この記事へのコメント
1. kumako   2007年12月13日 01:21
おぉぉ〜〜〜!
アブラナ・キャベツ・ブロッコリー、どれも
うちのジジの畑の収穫物です。
毎日のように食卓に並んでるよ♪
そのほか、人参、大根、水菜、ピーマンなどなど・・・
野菜はほとんどが自給自足。(笑)
うちって何気に健康家族だったのかー^o^
2. よっちゃん   2007年12月18日 23:16
kumakoさまへ
おおおお。そのような環境は、羨ましい限りでございます。
特に近くで誰かがやってくれて、食卓に並ぶというのはいいなぁ。
うちにも庭があったら、1/4自給自足くらいやってみたいです。
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